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IPOニュース 2017.10.25

IPOその後-ユーザーローカル

ユーザーローカル2017年3月30日にIPOしてから半年以上がたちました。

6月決算の会社ですので、上場してから最初の決算期となる2017年6月期の開示も終えました。

>>ユーザーローカルのIR

 

今回は、IPOの初値が公募価格の4倍以上となったユーザーローカルのその後の株価や、IPO前の業績・資本政策をチェックしていきます。

ビジネスモデル

ビッグデータ解析サービスがメインビジネスで、主に下記の3サービスを展開しています。
 

 

(出処:決算説明会資料)
 

 

今後の注力エリア

チャットボット製品や、ディープラーニングによる画像認識サービスを開発予定とのリリースもありました。
 

 

 

 

(出処:決算説明会資料)
 

業績推移

ユーザーローカルは上場前の早い段階から黒字化しています。
 

 
セグメント別の業績開示はありません。

さらに、経常利益率は40%前後、当期利益率も25%程度と高い水準で安定推移しています。



 
(出処:Iの部、決算短信)

資本政策・資金調達


(出処:Iの部等からの推計、マーケットデータ)

*シリーズA、Bともに種類株ではなく普通株による調達ですが、わかりやすさのために上記の表現にしています。

IPO後の半年で時価総額が半分くらいまで下がっていますが、実際の株価推移はこちらです。


(出処:日経新聞スマートチャート)
 

資本政策のポイント

*これから資金調達するスタートアップCEO・CFOの参考になることを目的に、推計値に基づいて記載

シリーズAの資金調達がIPOのn-2期に2.6億円、ポストバリュエーション34億円程度で行われています。

・シリーズAが2015年5月に行われており、直近期である2015年6月期のPLは売上5.2億円、当期利益1.3億円でした。IPO準備期間に入っていたため、調達側としては強気の交渉が可能であったと思われます(参考:調達時PER25.1倍)


シリーズBはポスト44億円程度で2.1億円調達しています。これは実質的な資金ニーズというよりは楽天(クリムゾングループ)との関係性づくりのためのラウンドだった可能性があり、シリーズAから1年ほど経っているものの、バリュエーションは1.3倍程度におさえられています。なお、ユーザーローカルのマネジメントは伊藤CEOをはじめ、全員が楽天出身者です。


IPOの公募バリュエーションは106億円、初値で452億円まで上がったため、未上場時のVC・投資家は概ね10倍以上のリターンとなりグッドディールでした(その後株価は半分近くになったものの、それでもリターンは確保)。なお、VC・外部投資家はIPO時の売出に参加していません。

・上場後に確定した申請期(2017年6月期)の当期利益261百万円をベースにすると、IPO時のPERは公募株価で40.8倍、初値で173.4倍でした。「ビッグデータ」、「AI」銘柄が初値で大きく伸ばすトレンドが続いており、その流れにうまくのった形になりました。

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